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J0(3) Linux Programmer's Manual J0(3)

名前

j0, j0f, j0l, j1, j1f, j1l, jn, jnf, jnl - 第一種ベッセル関数

書式

#include <math.h>

double j0(double x);
double j1(double x);
double jn(int n, double x);

float j0f(float x);
float j1f(float x);
float jnf(int n, float x);

long double j0l(long double x);
long double j1l(long double x);
long double jnl(int n, long double x);

-lm でリンクする。


glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

j0(), j1(), jn(): _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE
j0f(), j0l(), j1f(), j1l(), jnf(), jnl(): _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 600

説明

関数 j0(), j1() はそれぞれ x の0次、1次の 第一種ベッセル関数の値を返す。 関数 jn() は xn 次の 第一種ベッセル関数の値を返す。

j0f() 群の関数、 j0l() 群の関数は、それぞれ float 型、 long double 型の返り値を返す。

返り値

成功すると、これらの関数は x に対する第一種ベッセル関数の値を返す。

x が NaN の場合、NaN が返される。

x の絶対値が大き過ぎる場合や結果がアンダーフローする場合、 範囲エラー (range error) が発生し、返り値が 0 となる。

エラー

これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。

以下のエラーが発生する可能性がある。

範囲エラー: 結果のアンダーフローや、x の絶対値が大き過ぎる
errnoERANGE が設定される。

これらの関数は、 fetestexcept(3) でチェックできる例外を上げない。

準拠

double 型の値を返す関数は、SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001 に準拠する。 それ以外は非標準の関数で、BSD にも存在する。

バグ

-8 から 8 までの x の値について j0(), j1(), jn() が返す値には、最大で 2e-16 の誤差がある。

関連項目

y0(3)

2008-08-05